2022年1月27日

クララとお日さま

1月もあっという間に過ぎ去ろうとしています。

昔から1月は行く。2月は逃げる。3月は去る。

という言葉を今も思い出します。

新年を迎えて何と無くのんびりとしていたら、あっという間に1月が過ぎてしまいます。

特に1月は仕事が集中していたので私自身も余裕がなかったかも・・・。

でも一つ一つこなして行けばゴールが 見えてきます。

「慌てないで丁寧に」を忘れずにやります。

でも最後の一つが急な予定変更で2月の上旬に伸びました。

こんなことは初めてで、皆様にご迷惑をかけてしまい少し落ち込んでいます。

「まぁ〜仕方がないわ〜」と。

 

そこで少し時間の余裕が出てきたので久しぶりにゆっくりと本を読むことも良かったこと。

お友達から借りた「クララとお日さま」カズオ・イシグロ 土屋正雄訳 早川書房

今話題のAIロボットの少女クララは人工親友(AF)として病弱な少女ジョージとの出会いと別れの話です。久しぶりの訳本を読むので、なかなか読み進まなかったけれど、途中からは話の場面が手に取るように浮かび一気に読み進みます。

AIロボットは眼に映るものがこんなにも細分化されて、それを一つのものとして捉える場面や、相手の気持ちをこんなにも細やかに察していることに驚きます。

これは物語ですが近い将来このような人間の感情を持った優しいAIロボットが

できるのでは。それも優しさに溢れた人間と間違うほどのロボットが。

久しぶりに心に響く物語です。もう一度読み直しても良いかも・・・。

 

そして週刊朝日の記事に映画「アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド」

で「完璧すぎる 」AIパートナーを演じたダン・スティーブンスのインタビューを読みました。ダン・スティーブンスは「ダウントン・アビー」でブレークした役者さんです。


 

クララとお日さまを読んだ後なので少し驚きが!!

もうAIロボットの世界が近いうちに来るのかしら・・・。

少し複雑な気分と孤独な人たちの救いにもなるのかしら・・・。

 

人工って冷たいイメージがあるのもわかっているけれど、受け入れる人にとってはまさに素晴らしいパートナーになりうるのね。

クララのお話は映画を見ているように場面が良くわかり優しい気持ちになります。

そして現代の親子関係なども考えさせられることも。

読んで良かったと思う反面、いろんなことを考えることも。

 

お友達に借りた本はどれも面白くで一気に読み終えました。