2021年8月26日

巨大映像で迫る五大絵師

月の月末あたりは仕事も一段落して時間に余裕があり,そんな時は

好きな展覧会に出かけます。特に繊細な日本画が好きです。

9月9日まで大手町三井ホールで開催されている「巨大映像で迫る五大絵師」

北斎 広重 宗達 光琳 若冲の作品を巨大スクリーンで見られるんです!!


 

こんな展示方法で作品を見られるなんて・・・。どうしても見たいと思います。

今は緊急事態宣言中なので躊躇しますが平日の午前中なら大丈夫かしら・・・と行ってきました。

三面に囲まれた巨大スクリーンに映し出される絵をみると、まるで小人になって作品の中に入って周りを見ているよう。

北斎の神奈川沖浪裏の絵は、大きく荒れ狂う波飛沫は、まるで人の手が大きく伸びてきて、こちらに襲ってくるような迫力。波の先端の凹凸まで見られます。


 

宗達の風神雷神は眉毛がふわふわ。大きく開けた口の金歯が、そしてまん丸目玉もユーモラス。顔がとてもいいなぁ〜。そしてキュートなこと!!

ドン!〜ドン!〜を音響も効いてまるで雷が落ちてくるような。

風神雷神の筋肉も絵筆でこんな風に表現しているのね。


 光琳の風神雷神は同じような構図ですが、鬼の色が明るくなっていますので現代的な感じがしてより可愛くユーモラスに感じるのは私だけ。

若冲の百花図の芍薬の豪華な事。鶏の絵(写真なし)も迫力満点です。

 雄鶏の鋭いくちばしに突かれたら痛いでしょうね。美しい羽や手先の爪先など、若冲の細かい観察眼に驚きです。


スクリーンのある会場は間隔を開けて座席があり、空気の流れも感じられます。

観客はマスクをして。補足ですがシルバー割引がありまた嬉しかったことも!

コロナの影響ですっかり1人行動ができるようになりました。こんな経験もまたいいかもと。今度は一人旅に行きたい〜瀬戸内海を旅したい〜なんて思うこの頃です。