2021年12月30日

今年の連載の締めくくり。

すっかり連載のご紹介が遅くなりました!

Vol,128  牡蠣と豆腐の味噌煮

最近は牡蠣フライよりも牡蠣の味噌煮をよく作ります。

特に寒さが厳しくなった時にはこの味噌煮がとても美味しく感じられます。

豆腐は焼き豆腐を使うと煮崩れなくいいですよ。

ポイントは牡蠣をさっと煮ることです。

煮込んでしまうと固くなり牡蠣の美味しさを損ねます。

これからの季節におすすめです。


Vol,129   ミックスベリーのワインゼリー

 パーティーにおすすめのデザート。

白ワインにグラニュー糖を合わせ一煮立ちさせて粗熱が取れたら、冷凍のミックスベリーを漬け込ます。透き通った美しいシロップができます。それをゼラチンで固めて冷やします。

おもてなしに午後のティータイムに重宝します。

 

Vol,130  赤ワインソースの鴨ロースト

 冷凍の鴨肉がとてもお安く手に入り嬉しいです。

そこでローストにして楽しみます。

鴨肉の皮目に細かく切れ目を入れ塩コショウします。そして赤ワインで30分ほどマリネ。

プライパンで皮面から中火で焼き、焦げ目がついたら裏返し弱火で5分ほど焼きます。

そしてフライパンから取り出し、アルミホイルで余熱で火を通します。

ソースは同じフライパン使って、下味のつけ汁に赤ワインを足してバルサミコ酢を加え煮詰めます。仕上げに粒マスタードを混ぜ合わせて出来上がりです。

鴨肉は低カロリーで鉄分たっぷり!

そして脂はコレステロール値を下げる作用があるそう。

歳を重ねた年代には嬉しい食材ですね。


Vol,131  手作りのロースハム

 忙しい年の瀬にほったらかしで作れるロースハムです。

下ごしらえした豚ロース肉に塩、胡椒してからをタコ糸で成形します。

半日〜1日ほど冷蔵庫で保存。

そして翌日は、たっぷりの湯を沸かして沸騰したら火を止めて、成形した豚肉を鍋にドボンを入れて置くだけ。3〜4時間ほどつけて置くだけで大丈夫です。

真ん中あたりを切って肉がピンク色に なっていたら出来上がりです。

まだ火が通っていないようでしたら、最初と同じように湯を沸騰させて火を止めて入れておきます。取り出して冷蔵庫で一晩寝かしてから薄く切って召し上がって下さいね。


明日は大晦日、朝からおせち料理の準備です。

今年一年も大変お世話になり、有難うございました。

皆さまどうぞ良いお年をお迎えくださいませ。



2021年12月28日

師走のあれこれ

 もう今週で2021が終わりです。

年末だからと特別なことをしないけれど気分はやはり慌ただしい〜…。

そんな中、連載の料理写真を撮ってくださる松永さんが

「日本雑誌写真記者会写真展」を六本木東京ミッドタウン富士フイルムフォトサロンに作品を出展されています。お世話になっている構成の沖村さんと一緒に行ってきました。

 「眞子さまの記者会見」池袋の高齢者運転事故「上級国民」に実刑判決の写真、東京オリンピックの陸上男子リレー「繋がらなかったバトン」「サムライジャパン悲願の初金メダル、上野由岐子13年ぶりの連覇達成」など今年話題の写真を見てこの1年を振り返りました。

その中で松永さんもニュースの写真2点、連載の料理写真をシリーズ組み写真で出展して下さいました。思いがけない嬉しさでクリスマスプレゼントをいただいたようでとても感激しました。

 

松永さんは「美味しい料理をより美味しく撮ること」を常に気にされて光の入り方やぼかしや配置などいつも丁寧に撮影して下さいます。

おかげで普通のお惣菜が特別な料理になって誌面に掲載。

京都の友人から毎回とても美味しいそう〜の感想をもらい、これはカメラマンの松永さんの力のおかげだと感謝しております。

 

 

さて来年のカレンダーをいただきました!

毎年楽しみにしているMISAWAのカレンダーです。2022年はカンディンスキーです。

彼の生涯と筆跡が月ごとに楽しめます。


 

2021年はゴーギャンでした。


 

 

さてこんな可愛いクリスマスプレゼントをいただきました。


 

キッチンでの水仕事が楽しくなりそう。Nちゃんいつも有難うございます。

 

2021年12月27日

国立 古民家カフェ「カフェおきもと」

国立のお友達から「カフェおきもと」に誘われて行ってきました。

新聞にも紹介された昭和8年に作られた「沖本邸」を改修してカフェに。

 

洋館と和館、そして竹藪のお庭が広がります。まず洋館を見学。

洋風のモダンな装飾と調度品もあり新鮮です。

電話機には螺鈿模様が施されて・・その当時のお金持ちの電話機はすごいわ〜と。

 そして旅行鞄の素敵なこと! 思わず豪華客船で旅に行くときにはお手伝いさんと一緒に行ったのね・・など想像を膨らましながら楽しみます。

 暖炉もコーヒーマシンも。テーブルもソファーもそして窓枠まで歴史を感じさえてくれる調度品の数々。


 


 


 

 


 

北風が強くで寒い1日。でも素敵なものを見て、心はゆったりと温まります。


 

和館で「くにたち陶芸舎」の方達の作品展を。

お友達は平皿と湯呑みを購入。どれも一点物。素敵な作品でした!


今年も女子会で忘年会

 今年も女子会に誘っていただきました。

 

たわいないおしゃべりと美味しい料理をいただくひと時は本当に嬉しいものです。

お一人はミサワの研究所に。もうお一人はTOTOの広報の方。

お二人とも秀雄さんのご縁で、もう長いお付き合い。

そして今も何かと気にかけてくださり嬉しい限りです。

一緒に全身燻されたこともある燻製の会に行ったことなど、思い出がたくさんあります。

 

2021の締めの忘年会は新宿高島屋のスカイレストランで。

屋上庭園のクリスマスイルミネーションを見ながらのワインともとにイタリアンを楽しみます。花ちゃん、柴ちゃん、今年もいろいろと有難うございました 。

これからも体に気をつけて過ごしましょうね。そして良いお年をお迎えくださいね。







2021年12月17日

住宅街のレストラン

パワフルでとても70歳後半に見えないお友達から、

今年の締めくくりの忘年会に誘われました。

町田市三輪緑山にフランス料理のレストラン「緑山 松田家」

 

京王線の若葉台駅で待ち合わせ。そして彼女運転でレストランまで。

静かで敷地面積が広い住宅街にそのレストランがあります。

派手な看板もなく、道案内もなく、外見は普通の住宅です。

思わず「え!ここなの 〜」と思わず言ってしまいます。

そして1日のランチは2組、夜は1組だけです。

そこで出された料理の数々は丁寧に作られた優しい味わいです。

見た目も美しく、厳選された食材の美味しさを引き出したもの。

メニューを見ながらシェフの説明を聞きながら・・・。

まずはスパークリグワインで乾杯!

1・牡蠣のフラン 銀杏ソースと共に

このソースの美味しいこと!!!

 

2・山梨と愛知の畑から季節の野菜盛り合わせ

どれも可愛くて彩りも美しい。それぞれがマリネされている。22種類も!


 

3・鮮魚(白味魚のテンス)のポワレ 春菊ソース

白味魚のテンスは淡白で春菊ソースにぴったり!そしてなんて美味しいこと!

 

4・三元豚バラ肉の煮込み かぼちゃのピューレ添え

かぼちゃのピューレが美味しいこと!フランス料理はどれもソースが最高です。

 

5・高梨のコンポート バニラアイスクリームとサバイヨンソース 

コーヒーとともに。

 

2階建ての1階部分リホームしてレストランに。

ゆったりとスペースに大きなテーブルと中くらいのテーブル。

控えの間には和風の和室に。玄関の正面に中庭がしつらえてあります。

少し不便なところにあるにも関わらず、口コミで多くのお客様が絶えないそうです。

誘ってくださったKさまありがとうございました・

素晴らしい至福のひと時。

12月前半に仕事納めをしたので1年のご苦労様で少し贅沢をさせていただいております。


2021年12月14日

息子たちと忘年会

 日が暮れると急に寒くなるこの頃。昨日は息子たちと忘年会を。

東銀座で下車するようにと言われて。。。それでも不安なのかメッセージに「いまどこにいるの」と「大丈夫よ」と言いつつも冷たい北風に吹かれると不安な気分。

コートの襟をキュッと締めて早足で急ぎます。

タイミングよく次男と合流できホッと一安心。
 

 

長男がよく行くバルコス。小さなお店ですが心地よい雰囲気です。

ひさしぶりの3人だけの会食にたわいない話に笑い転げること。

そこに美味しい料理にワイン・・・。秀雄さんがいたらなんてついつい思います。

でも今は空の上からこの集まりにニンマリとしていることでしょう。


 






美味しくてパクパク! ちょっと食べ過ぎかしら・・・?そして飲みすぎたかしら?

そして今年も長男家族に次男家族、いつもいつもありがとう。

さあ〜年末にかけて頑張ります。

2021年12月11日

HIDEO TOKYOショールームへ

12月10日は秀雄さんの命日です。朝から久しぶりの快晴。

きっと向こうの世界も快晴でご機嫌よく過ごしていることでしょう。

こちらはみんな元気に過ごしているから安心してね。

 

今日は赤坂見附にあるHIDEO TOKYO(ハイデオ トーキョー)のショウルーム見学のお誘いをいただき行って来ました。まずHIDEOに思わず秀雄?って

そこはデザイナー清水秀夫さんのデザインバスタブが展示されています。

今回はクリスマスバージョウンとしてLINNのオーディオから流れる音楽を聴きながら商品を見せていただきました。海外のインテリアや商品の知識がない私でも、

素晴らしいもの心地よいものは伝わります。

 

今回は伊藤様にお誘いをいただき、ミサワホームの花田さんをお誘いして優雅な気持ちに浸りました。インテリアの勉強もいいなぁ〜なんて思いながらの帰宅です。


 



2021年12月7日

12月になりました。

 気がつけば12月!早いです。そう師走ですね。

少し早いですが長男にお願いして諸々の年末の食材の買い出しに行って来ました。

都内までの道には常緑樹の間に色鮮やかな銀杏の黄葉に目を見張ります。

特に皇居あたりの黄色の並木に思わずパチリとシャッターを。

 

その日は長男の仲間たちが新春の干支ランコースの下見とコースの確認のために集合しているのにも出逢って、みんなの弾ける笑顔に私までエネルギーをもらったよう。

 

 江戸東京博物館に初めて行って来ました!

大江戸線で両国駅で下車。歩いて3分ほどの立派な建物。

特別展「縄文2021」主に関東地方の縄文遺跡の土器や道具の展示です。

素朴でユーモラスな表情の土偶は見ていても優しい気持ちになります。


 

道具はあの硬い石を使って気が遠くなるほどの時間をかけて作り上げる姿に驚きです。

シンプルな生活は不便なところもあるけれど無駄がないように思えます。

 

チケットをくださったKさまいつもありがとうございます。


さて連載のお知らせです。

Vol.126 ぶり大根

寒い季節は煮物が一番のご馳走です。

ぶりのアラを湯引きすることがポイントです。

後はゆっくりとコトコト煮て味を染み込ませます。



Vol.127 キノコのチーズリゾット

ちょっと手間がかかりますがコツをおぼえば簡単でまた作りたくなります。

チーズがたっぷりのリゾット、赤ワインとも相性がバッチリ。


どちらもAERA dot 「黒田民子の家つまみでひとやすみ」でもご覧いただけます。

https://dot.asahi.com/columnist/profile/?author_id=kuroda_t

 

2021年11月26日

名古屋から岐阜羽島まで

 24日は三星刃物様の新商品カタログとビデオ撮影のため名古屋まで。

 

 朝の8時前に自宅を出て電車で新宿まで。ちょうどラッシュアワーの時間帯。

ホームに降り立つと既に電車は到着です。乗り込もうと思っても戸口まで人で溢れています。でもこれにどうしても乗らなくては新幹線に乗り遅れてしまいます。

意を決して「すみません!中ほどまでいかせてください!」

そしてシルバー座席近くまできてホッと一安心。重い荷物を持って立っていましたが・・・。この荷物を網棚にあげたくても力なくて・・・。思い切って隣に立っている青年にお願いすると「はい」と言って荷物を棚の上に。そして「下車されるときは荷物をお取りしますね」って言ってくれます。

そんな短い会話でも嬉しくて「ありがとう!助かりました!」

ちょっと憂鬱な気分のラッシュ時間もなんだか苦にならなくなったわ。

余裕で東京駅に到着。きっと撮影もスムーズに進む予感です。

 

そして仕事も無事に終了です。

今回は名古屋駅近くのビジネスホテルで一泊します。ネットで調べて女性専用の階を。

荷物を置いて駅周辺を散策と思っていたけれど、北風が強くコートの襟を立ても寒いこと。

通りに鰻専門料理店があって興味あるけれどなかなか一人では入りづらいわ〜。

結局名古屋駅の高島屋のレストラン街で「ひつまぶし」を。


 

やはり名古屋に来たらひつまぶし・・・。それとも味噌煮込みうどん?

レストランの窓から見る夜景。ネオンがキラキラと輝いで綺麗な事。

 

 冷たい風に追い立てられるようにホテルに戻り寝ることに。

 

さて翌日は岐阜羽島まで。黒田家のお墓詣りに行きます。

秀雄さんの従兄弟夫婦が駅まで迎えに来てくださいます。

その足でお墓参りを済ませ、荷物を置いたら早速また出かけるとのこと。

久しぶりに来たのだから案内したいところがあるそうです。

82歳の高齢ドライバー。心配ですがこのような地域では車がなければどこにもいけそうもないのが現実ですね。とても慎重な運転に安心です。

 

予約なしで急に行ったので目指すレストランは入れなくて・・・2.3ヶ所回っても運悪く。

そして自宅近くのご飯屋さんで「味噌カツ」を。甘辛い味噌がたっぷりかかったカツの美味しいこと!綺麗に完食です。


 

昨日と今日の食事はかなりの若者の食事のよう。でも完食する私にびっくりです!!!

そして従兄弟の手作りの干し柿に、餅、太巻き、肉おこわ、銀杏・・・。

またまた重い荷物です。不安もあるけれど暖かい気持ちが嬉しくいただいて帰ります。

 


もう少しゆっくりと出来たらいいのだけれど慌ただしい訪問。

今度は時間の余裕を持って訪れたいと思います。

YさんT子さんお世話になりました。ありがとうございました。

干し柿は早速秀雄さんにお供えです。きっと喜んでいることでしょう。