2019年7月22日

忙しいから・・・本を読む。

あ〜あ〜やることがあるのに。こんな時に限って本が読みたくなる私・・・。
先日も図書館に行き、エッセイ集の戸棚をさっと見ます。気になる表紙のタイトル本を数冊手に取ります。



まずは「ミラノの太陽、シチリアの月」内田洋子

ミラノは、フィレンツェで長男が結婚式をあげるために初めて訪れたイタリア。
そして秀雄さんのミラノサローネの取材を兼ねて家族揃ってミラノに。
ミラノの街並みは、重厚な建物のブランド通りから石畳の狭い通りに面したパン屋さんやピザ店。そして狭い店構えなのにおしゃれな靴屋まで。毎日覗いても見飽きないお店ばかり。そうそう広場では朝方に開かれた蚤の市にも行ってきました。
そこでジャケットとズボンも買ったことも。

そんな思い出があるので本棚から迷わずに手に取り夢中に。
もうミラノのアパートメントに住んでいるかのような錯覚を覚えるくらいです。
人々の生き生きとした会話から家の様子。食事の様子。
庭の草花まで手に取るような描写に一度だけ訪れたミラノが目に浮かぶようです。

好きな作家の内館牧子さんの「毒唇主義」(どくしん主義)
いつもながらの辛辣な観察と言い回しにクスッとしたり。

 桐島洋子の「本当に70代は面白い」頷くことが多かったわ。

そして城山三郎「そうか、もう君はいないのか」
ちょっと切なくなり涙ぐむ箇所もあり・・・。
幸せなお二人を垣間見た本。私も忙しくしていると忘れていることがあるけれど
ふとした時に「もう秀雄さんはいないのね・・」と思うことが多々あります。

さあ〜リセットして、まずは仕事を片付けましょう!