2012年6月3日

久しぶりの手づくり餃子と電気クッキングセンター?

久しぶりに昨日は手づくり餃子を楽しんだ。勿論ミンチ肉から手づくりで作る訳だから旨いのは当然だが、このところホットプレートを使って焼いていたが、久しぶりに鋳物の鉄鍋を使って焼いた。やっぱり道具によって味が違ってくることも確かだ。
この電気鋳物鍋は相当昔のナショナル製品で商品名が「電気クッキングセンター」という。裏返してみると製造年が1981年のようだから30年以上も使い続けているわけだ。
すき焼きに使える鋳物の浅鍋と、煮込みに使う深鍋、焼き肉に使うグリル鍋の三枚が 岩手県産の鋳物製で非常に重い。ヒーターはエンクロヒーターだが火力は充分、この浅鍋を使って餃子を焼く訳だ。

最近の家電調理器具を見ると、国内で生産されているものがほとんど無くなり価格も安くなっているが、プラスティックやアルミ、鉄板を使ったいかにも安物の製品が多すぎる。
もっといただけないのは、デザインがお粗末でCGでつくったデザインが、そのまま商品化されて、愛着がわかない。
使い込まれることの味わいもなく、修理に出すより新しく買ったほうが安いと言う馬鹿げたはなしが当たり前となっている。

オーブントースターが千円以下、電子レンジが一万円以下という値段は、昔家電製品のデザインを担当していた頃に比べてあまりにも魅力が無くなってしまい、デザインにも力が入らないのはよくわかる。新製品を毎年作り出すことはデザイナーの仕事じゃないのでは?昔のこの国産鋳物鍋をもっともっと造り込むこと、デザイナーはこの製品を如何にいいものに改良するかに専念するべきだろう。どこの会社もCADしか扱えない新人デザイナーに任せるだけで、古参デザイナーのもつ貴重なノウハウが何も伝承されないまま、新製品が作られていく‥‥このようなものづくりを根本的に見直す必要が日本社会から提案される時期が来ていると思う。(hide)

20年以上使い続けても何も問題はなく、
下のような最近の製品はデザインも商品もお粗末すぎる。
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